体長の半分ぐらいをしめる長い尾が特徴。冬から春にかけては群れで見られることが多く、ハシブトガラやシジュウカラなどの他のカラ類と混群を作ることもある。繁殖期以外の時期は、ちょっとした林があれば公園でも見られる種。ただし餌を求めて常に周遊しており、出現する場所や時間は予測がつかない。動きも早く、枝から枝へせわしなく飛び移りながら餌を食べる。春が近くなると樹液が出る樹のまわりで出現する確率が高くなる。
4月頃からつがいで巣作りのために蜘蛛の巣などの巣材を集める姿が見られ、7月頃には幼鳥が群れで動く。カラ類より少しかぼそい地鳴き(チーチーチー、ヒィ・ヒィ・ヒィ)や特徴のある鳴き声(ジルル・ジルル・ジルル)を覚えると居場所が分かりやすい。
【観察しやすい場所】平地から低山の広葉樹主体の林
【観察しやすい時期】秋から春(葉が繁っていない時期)
写真提供:YK